ビジネス奮闘記

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2012年8月30日木曜日

クラブオーストラリアにて アボリジニアーティスト来たる 

オーストラリア好きが集まる「クラブオーストラリア」で毎月定例会があり、今回は、アボリジニアーティストであるバーバラさんとアボリジニアートコーディネーター 内田真弓さんがいらっしゃるということもあり、久しぶりに参加しました。 

アボリジニアートは先住民であるアボリジニの人たちによるアートになるのですが、時代とともにそのデザインも変化しつつ、私にとって最も衝撃的だったのは2008年に新国立美術館で開催された「エミリー・カーメ・ウングワレー展」で、今までのアボリジニアートイメージが一層された展覧会で、最近自分が出かけた展覧会のベスト3に入っています。これとは別の時代に、その昔、JALの機内誌で、内田真弓さんの活動を知り、こんな日本人がいらっしゃるんだ・・・と驚いて、そのアートにむける情熱とバイタリティーに圧巻したことを記憶に残っています。そんなもろもろの事から、いつかお会いしてみたいなぁ~と思っていたこともあり、今日はとてもよい機会となりました。 ワイルドフラワーアーティストでご活躍されている方にご紹介頂き、きさくな会話とともに、今回開催された金沢での展覧会についてお話を伺いました。

いまだ私は訪問できておらず、これも残念なのですが、金沢には21世紀美術館もあり、古きよい街並みがある場所ではありつつも、最もモダン&コンテンポラリーアートも多く受け入れられている美術館があります。 まだまだアボリジニアートの知名度も・・・ということでしたが、今回の開催により、大変好評だったようで、このようなファンをつくっていくことが重要ということをしみじみと感じました。

また、今夜はこのアートの話とは別に、バーバラさんご自身の生い立ちについてお話しくださいました。かつて、オーストラリア政府は白人とアボリジニの混血児に対し、親から隔離政策をうちだし、欧米文化を強制的に指導し、白人が統制するためにも欧米化させた時代があります。バーバラさんはまさにこの時代の被害者ともいえる経験をしており、親から離れた時代のこと、また白人による教育やその後、親への再会の話など、どれも痛切なものでした。 映画で「裸足の1500マイル」というものがかつて日本でも放映されましたが、まさにこの時代の方で、直接このような話を伺ったのは初めてであり、移民政策に近く仕事をする自分にとっては非常に重い内容でしたが、事実を直接伺うのはとても貴重でした。

何はともあれ、アボリジニアートのこと、そのカルチャーの原点ともいえる生活のこと、育ってきた環境のことなどなど、いろいろ感じました。

11月には代々木上原でまた展覧会をされるということですので、楽しみにしたい次第です。

クラブオーストラリアにいらしている方もまた何かオーストラリアに関わっている方が大半でこれもまた新しい出会いもあり、よいひとときでした。

〆は久しぶりに「つるとんたん」でおいしいうどんをいただき、あれこれとオーストラリアに関わっている私たちお互いの話もしつつ、これからの自分たちの活躍?に乾杯~しました。

内田さんのまっしぐらな人生観には刺激を受けました。

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